弁護士 伊東克宏のブログ
Katsuhiro Ito's Blog
平成29年12月4日「事業承継勉強会 第1回(中小企業診断士)」を行いました。
「事業承継」について勉強することが決まり,頭書勉強会を行いました。
近時,いろいろな場面で「事業承継」という言葉をよく聞きます。
ですが,実はかなり抽象的な言葉で,多種多様な意味が含まれており,複雑です。
単に,現社長から長男への株式等資産の移動だけで考えるなら,相続(人)対策,相続(税)対策の問題になりますが,それだけのことでもありません。
後継者をどう選ぶか,どう育てるのか,そもそも会社を存続して承継させるのがよいのか,承継させるとすればその時までに会社をどうしておくのがよいのか。
「磨き上げ」として,優良事業に絞っておいた方がよいのか,既存社員の雇用を守ることが優先か・・・。
会社を存続させて事業を引き継がせると言っても,誰のために引き継がせるのかといったことや,語るべき立場の人間によって,あるべき「事業承継」の方向性は360度変わると言ってもよいと思います。
あまりに整理が難しいこの問題について,今回は,各士業の立場からそれぞれに語ってもらいましょうということになりました。
初回は,中小企業診断士の染谷勝彦先生,染谷先生に付添同行してくださった木村世紀先生にお願いして,事業承継というテーマの概括的なところを語っていただきました。
次回は税理士の先生にお願いする予定ですが,年内はどうやら頭書勉強会で終了になります。
来年も宜しくお願いします。
2017年12月22日、カテゴリー:民商法研究会
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