弁護士 伊東克宏のブログ
Katsuhiro Ito's Blog
お名前で呼ばせてください。
おかしなタイトルで始めます。
弁護士の多くがそうなのかもわからないのですが、私は、ご相談や打合せの際に、相談者や関係者の方を「田中さん」「山田さん」ではなく、「太郎さん」「花子さん」と呼ぶことが多いです。
これについて初対面なのに慣れ慣れしいとか、違和感をお持ちな方はいらっしゃらないかと思い、書かせていただきます。
名前で呼ぶ理由は、事件関係者が、田中太郎さんと田中次郎さん田中三郎さん3兄弟と、妹の山田花子さんと花子さんの夫の山田和男さんとそのご夫婦の娘の鈴木和子さんと山田良子さんだったりするわけです。
これを「田中さん」、「山田さん」、「鈴木さん」で話をすると混同しますし、いちいち「田中太郎さん」と呼ぶのも面倒になるのがわかっているで、説明の場では最初から、「太郎さん」「花子さん」で通してしまった方が早いし、間違いがないわけです。
それで「太郎さん」で説明するうちに、結局そのまま田中太郎さんのことが、私の中で「太郎さん」になり、「太郎さん、今日は車で来られたのですか?」みたいな会話になります。
・・・というわけです。
もともとは、説明の際の混同を避けるためですので、なにとぞお許しいただきたく。
話は変わりますが、先日、産科の医師が「赤ちゃんにキラキラネームをつけるのはやめてほしい」と書いたことが記事になっているのを見ました。
私も初めて知ったのですが、キラキラネームというのは、「海」と書いて「マリン」と読ませたりする名前のことを俗に言うのだそうで。
おそらく、決して上から目線で言っているのではなく、赤ちゃんの取り違えなどにつながるので・・ということなのでしょう。
もちろん、読み仮名ふっておけばいいじゃないかとか、医師に名前について意見する権利はないとか、反論の余地は多々ありましょう。
ですが、できるだけ余分なことに注意を払いたくないと思うのは、出生した子の体調管理に集中したいという姿勢の裏返しで、いちがいに責められないのではないでしょうか。
このお医者さんの気持ち、私は理解できます。
2013年9月6日、カテゴリー:「日々あれこれ」(日記)
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