相談、依頼について
about consultation
良い弁護士の探し方,基準
あなたの事件を扱ってもらうのにふさわしい弁護士はどのようにして探したらよいのでしょうか。
弁護士広告や弁護士報酬が自由化され,司法制度改革により若い弁護士の数が増えた結果,弁護士の様相も,まさしく百花繚乱という時代になりました。
弁護士が増えた結果,債務整理などを中心的に,特定分野を専門的に扱う弁護士や事務所も増えてきました。
そうは言っても,難しいところは,「専門事務所」や「専門相談」をうたっていても,単にその分野だけしか扱えない経験不足の弁護士である場合や,特段その分野に優れているわけではなくても「専門相談」に登録している場合もあるということです。
そのほか,弁護士事務所としては力があっても,複数の弁護士が所属している事務所であれば,相性の合わない弁護士が担当になってしまう場合もあります。
結局,ある程度当たりをつけたところで,実際に担当してもらえる弁護士と会ってみないとわからないというのが正直なところです。
もし自分が弁護士を探すとすると,次のような方法で,探すと思います。
良い弁護士の探し方
- ホームページや紹介者の話などから,事務所の場所,雰囲気,取扱業務,とりわけ,弁護士の経歴を確認する。
- 事務所に電話をして予約を取り,法律相談を受ける。
→「法律相談を受ける際の準備と心構え」も参考にしてみてください。 - 当該弁護士から,方針と弁護士費用の見積りをもらう。
→「方針とお見積もり」(当事務所の見本)も参考にしてみてください。 - 当該弁護士に依頼すべきかどうか検討する。 必要があれば1~3と同様の方法で,別の弁護士の法律相談を受けてみる。
- 依頼する。
また,依頼する場合に,最低限クリアするべき基準は,次の3つです。
依頼する場合の最低基準
- 方針についてリスクやデメリットの説明もきちんとする。
- 弁護士費用の見積書や委任契約書をきちんと作り,説明する。
- 経過報告をきちんとする。
1 方針についてリスクやデメリットの説明もきちんとする。
都合のよいことだけを依頼人に説明し,負けたら負けたで知らん顔,これではたまりません。その方針について,メリットや可能性だけではなく,デメリットやリスクについてもきちんと説明できる人が良い弁護士だと思います。
当事務所の場合には,「方針とお見積もり」を提示し,その中でデメリットやリスクの説明をさせていただいています。
2 弁護士費用の見積書や委任契約書をきちんと作り,説明する。
弁護士費用については,どうしても金額だけに注意が行きがちですが,何をすることに対しての費用か,また,どのような結果に対しての報酬であるのか,見積書や委任契約書できちんと明らかにされるべきです。
予期していない追加請求や,見当違いの報酬請求は困ります。
当事務所の場合には,「方針とお見積もり」を提示し,受任する場合には委任契約書をきちんと作成いたします。
3 経過報告をきちんとする。
自分が依頼した交渉や訴訟がどのように進行しているのか,経過報告がないのは非常にストレスがたまります。依頼人からすれば当たり前ですが,当たり前のことができていない弁護士も中にはいます。
当事務所の場合には,原則として,相手方からの接触があるごとに,また,調停や訴訟等の期日ごとに,交渉や訴訟等の経過報告を書面(メール,FAX,郵便)にて行っています。